北海道から沖縄まで全国で収穫できる梅の実は、梅干しとして日本人の健康を長く支えて来た健康素材の代表格です。
食べると身体中の潤いが増す梅の実
中医学によると、梅を食べ物や飲み物として摂取すると体表や体内の潤いである「津液(しんえき)」を増やすといいます。年齢とともに肌からも粘膜からも、骨や髄からもみずみずしさが失われていきますが、それを食い止める作用があるということですね。
夏は熱中症になりにくく、冬は肌や粘膜が乾燥しにくくなるので肌がしっとり&風邪予防にもなります。
梅の実は肌につけても美容成分としてとても有効であることがわかっています。

梅から抽出されたエキスは、美白成分としてとても有名。日本のオーガニックコスメで美白といえば、ほとんどが梅の実エキスを使っています。
さらに新しい研究によって、梅の実の抽出エキスには白髪を黒くする働きがあることが発見されました。
スポンサードリンク
肌は美白し、白髪は黒くする奇跡の梅の実エキス
肌は美白し、髪は黒くする。なんでこんなことが可能なのでしょう? メラニン生成の過程に何らかの影響を及ぼすのか、その老化を巻き戻すのでしょうか?
詳しくは研究を待たねばなりませんが、いずれにしても梅のエキスには大きな可能性があります。
まとめ
日本中で収穫できる豊富な優良資源なのに、最近では梅干しなどを食べる人が減っているという報告も。この素晴らしい素材が、美容分野でさらに活用されることを願います。
だって、肌を白くし、白髪を黒くする成分なんて聞いたことがありませんもの。例えば美白で有名なシステインなどは、肌は白くなるけれど、一緒に髪も白くなってしまうとの声が上がっていますから。
(出典:頭皮のスキンケアブック/デミコスメティックス)
この健康&美容効果を世界中に発信できたらいいですね。
ちなみに私は義母の手作り梅干しにお湯を注いでほぐし、はちみつを入れて飲んでいます。みなさまもご近所のおばあちゃまが手作り梅干しを持て余しているようなら、おすそ分けいただくのはいかがでしょうか?
体内からも潤い=津液を補うことができますよ。
スポンサードリンク