コスメの捨て方、残し方 リップ編

化粧品を捨てる、ってけっこうたいへんではないですか? 私自身、「いつか使うかも」と思ってなかなか思い切れません。

とはいえ、トレンドと日常生活を考えれば、何を捨て何を残すべきか、ひいては何を買い足すべきかは自ずと見えてきます。

そこで2016年初夏現在、このあたりの基準をお知らせいたします。今回はリップ編です。

スポンサードリンク



残すべきリップ①日常ベージュ

まず一本目に残すべきは、ベージュのリップ。これは朝起きて何にも考えずにつけられる、どんな服にも合うリップ。とはいえノーファンデーションでも顔色がほんのりキレイに見える、メイク効果も備えたベージュを厳選しましょう。できれば唇の皮が剥けてきたりしないトリートメントタイプを。

手元にそんなベージュリップ、お持ちですか? ノーメイクの状態で手持ちのベージュリップを片っ端からつけてみて、いちばん肌がキレイに見える一本を残します。奇跡的にそんな優秀ベージュリップが2本もあったら、もちろん2本残しましょう。日常ベージュはよく使う分すぐなくなりますからね。

で、それ以外の半端なベージュリップは全捨てで。はい。

わたしの愛用する日常ベージュリップは、エトヴォス ミネラルリッププランパー H02番。黄み寄りのピンクベージュで、もともとの唇がキレイになった、みたいな色です。しかも肌色が透明かつ色白に見えるという。

image

とはいえこればかりはつけてみないとみなさん全てのお肌に同様の効果を発揮するとは言い切れませんから、ぜひ店頭などでお試しくださいませ。

このリップはもともとリップ用美容液なのでつけるほど唇が潤いますし、グロスほど過剰でないちょうどよいツヤ感です。

ノーメークでもこれつけて眉だけ描けば、かなりちゃんとしてる感が出るので、おうちにこもる日にも便利です。あ、もちろんフルメイクにも合わせられる実力もあり、なかなか頼もしい一本です。

残すべきリップ②ブラウン

残すべき2本目のリップは、ちょっと迷うところです。私はどちらかというとさっぱりシンプルな服装が好きなので、2本目はチョコレート系のしっかりブラウンが好きですが、もっと可愛らしい服装をされる方にはピンクやローズをたっぷり含んだブラウンがよいと思います。

そう、2本目は、自分がお出かけするとき一番多い服装の傾向に合うブラウンを選びましょう。今日している服装や昨日着た服を思い出してください。それにぴったり来るブラウンを厳選してください。

なぜ2本目に残すべきはブラウンなのかと言うと、ベージュ同様、ブラウンも日常に溶け込む色だから。とはいえベージュより明確で、存在感がある。それゆえお出かけスタイルにしっかりとした品格を加えることができるのです。

ベージュリップでは軽くなってしまう、もっと大切な場面、例えばお仕事とか保護者会とか、目上の方にお会いするときなども、控えめながらきちんと感が出せるのです。

とはいえ一言でブラウンと言っても、ほんとうに多種多様。いろんなブラウンがあります。だからこそ厳選に厳選を重ねて、ご自分にぴったりのブラウンを見つけてください。

かくいう私は一本に絞り込めず、現在はこの2パターンのブラウンを使っています。

image

テラコッタ?ブロンズ?色のクルールキャラメル ルージュ 251に、同じくクルールキャラメルのグロス 812を重ねます。知的で理知的なきりっとした顔になり、濃い発色なので肌色が白く見えるという効果も得られる組み合わせです。

もう一本はジェーン・アイルディールのリップスティック Katerina。こちらはこっくりとしたカシスブラウン。日に焼けた肌にはなぜか合わず、秋冬の白い肌にはすっごく映える。モードかつエキセントリックに仕上がるんです。

image

ブラウンはこの3本を季節や服装に合わせて使い分けていますが、ミニマリストとしては季節も服装も問わず使える究極のブラウンにいつか出逢いたいものです。

☆この記事を書いたあと、ドラッグストアにリップを見に行きましたらば、「ブラウン」ってあんまり売られていないんですね。

でも、オーガニック系のブランドにはけっこう「ブラウン」あります。ちょっと足を伸ばして、コスメキッチンやナチュラルハウス、新宿伊勢丹ビューティアポセカリーあたりをチェックしてみてください。

スポンサードリンク



残すべきリップ③コーラル

ここまでで日常ベージュときちんとブラウンの2種が残りました。が、女子としては時にはかわいいメイクだってしたいもの。

だから3本目としてコーラルをお勧めいたします。コーラルは訳せば珊瑚、の意味。カラーパレットで言うと、ピンクとオレンジを混ぜてちょっとベージュのパールを足したような色です。

コーラルピンクと言ったりコーラルオレンジと呼んだりしますが、これはピンクみが強いかオレンジが勝るか、その色加減によって呼び方が変わります。

かわいいメイクというと、まっピンクや真オレンジが浮かぶかもしれませんが、これらはほんと取り扱い注意。よほどの計算のもとにつけなければ、失敗します。

その点コーラルは、圧倒的に成功率が高いのです。いつものメイクにもすんなり収まり、だけどしっかりちゃんとかわいくしてくれる。実はとても便利な色なのです。

私はベアミネラルのを激しく愛用していたのですが、な、なんと引越しのどさくさで失くしてしまいました。また買いに行かなくちゃ。

ベアミネラルには微妙な色違いのコーラルが揃っているので、あなたもきっと運命の一本に出逢えると思います。

image

買うべきリップ☆トレンドカラー

さて、これまで残すべき3本のリップをご紹介しましたが、4本目は残すべきリップではなく、買うべきリップ。日常を彩る基本の3本が揃ったら、それに加えてトレンドカラーを4本目として投入していただきたいのです。

もちろん基本の3本があれば、日常生活には困りません。でもでも、やはりトレンドを押さえてある程度世の中の流れについていかないと、顔だけ昔の人になりかねません。

トレンドを知って「あ、今ってこういう顔が旬なんだな」ということが分かると、基本のベーシックカラー選びにも反映させられますし。

ちなみに2016年現在のトレンドとしては、やはりオレンジレッドでしょうか。よく街中で若い女の子がつけていますよね。あれです。

買わなくてもよいから、お店に行ってつけてみてください。M・A・Cとか、RMKとかがいいと思います。オーガニックコスメではズイイにいいオレンジレッドがありますよ。

もうひとつは今年の秋の傾向であるモーブ。透ける紫色です。写真はエトヴォスの秋の新色、モーブピンクです。9月26日に発売されるそうなので、ぜひ店頭などで試してみてください。

image

赤も秋になるとちょっと渋みや深みが出てきます。写真はナチュラグラッセ ルージュ ドロップ モイスト RD1。えんじがかったクラシカルな赤です。

こういったトレンドリップを、買わなくてもいいから店頭でつけて、メイクの「今」を感じ、吸収することで、古くさいメイクや時代遅れの顔つきになることを回避することができます。

もちろん購入して日常的に使えばなお可! メイクが変わると、自然と服装や髪型もそれに合わせて変化させられますから。

まとめ

残すべきは究極のベーシック御三家、ベージュ、ブラウン、コーラルのリップたち。そこに時々トレンドのリップを加えてみましょう。

不要なコスメは思い切って処分しつつ、空いたスペースに旬のリップを買い足すことによって時代の空気を運び入れる。この新陳代謝がうまくいっていると、毎日のメイクも決まるようになります。メイクボックスの循環が滞らないように、ときどき見直しをいたしましょうね。

スポンサードリンク



ABOUTこの記事をかいた人

錦織なつみ 素朴美容研究家。国産の旬でナチュラルな素材を使った「素材美容」と、大人でもナチュラルコスメで最大限キレイになれるメイクレシピも研究。 25年以上 美容ジャーナリストとして数万個のコスメをテスト。長期連載した雑誌はELLE japon、文化出版局 装苑、宝島社SPRINGなど。 ちなみにかつての愛読誌はオリーブと暮らしの手帖。美大卒。吉祥寺在住。